本選はトランプ氏対クリントン氏に インディアナ州予備選で分かった5つのポイント
一方、トランプ氏への批判を繰り返しているネブラスカ州のサス上院議員は、「記者団にインディアナ州での結果が何か影響を及ぼすかと聞かれる。答えは簡単。『ノー』だ」としている。共和党の重鎮ジョン・マケイン氏の長年の友人であるマーク・サルター氏は、11月の本選ではトランプ氏ではなくクリントン氏を支持するとしている。
クリントン氏はサンダース氏を突き放せず
もしサンダース議員の目標が民主党大会で最大限の影響力を発揮することであり、6月7日のカリフォルニア州での選挙戦まで戦い続ける理由を支持者に与えるということなら、インディアナでの勝利は助けになるだろう。
しかし、獲得した代議員数について言うと、ほとんど意味がない。
民主党の指名争いでは、代議員は得票率に応じて割り振られる。つまり、辛勝しても、すでに大差をつけられているクリントン氏を追う助けにはならないということだ。
しかし、東部での大敗を受け、士気を高めるには僅差での勝利こそ、サンダース氏が狙っていたことでもあった。
出口調査によれば、クリントン氏は白人層からの支持獲得に依然として苦労している。4月に入りサンダース陣営に対するオンラインや小口の寄付が減少したが、インディアナでの勝利で、再び資金集めに追い風が吹く可能性もある。