トランプ氏の外交政策、ロシアで好評
(CNN) 米大統領選に向けた共和党の候補指名争いで先頭を走る実業家のドナルド・トランプ氏が27日、外交政策に関する演説を行ったことを受け、ロシアではこれを好意的に受け止める反応が広がっている。
トランプ氏は今回の演説で、米ロ関係改善の可能性について希望を表明。「米国の強い立場から交渉する場合に限られるが、ロシアとの緊張緩和や関係改善は可能だ」と述べていた。ただ、ロシアの要求が厳しすぎる場合は交渉の席を離れる意向だとしている。
こうしたメッセージはモスクワで暖かく受け止められた。トランプ氏には対ロ関係で突破口を開く意欲があるとする意見のほか、「何よりトランプ氏はポジティブで、プーチン大統領について好意的な言い方をしている」との声もあった。
トランプ氏に対しては、プーチン大統領や他のロシアの政治家も好意的な発言をしている。プーチン大統領は最近、トランプ氏について「優秀な人物で、才能を持っていることは疑いの余地がない」と称賛。一方、トランプ氏も「私を天才、真のリーダーと呼んでくれるのでプーチン氏は好きだ」と応じていた。