米ライフ誌、未掲載の真珠湾攻撃の写真公開 大破の戦艦など
(CNN) 報道写真などの米雑誌ライフ(電子版)とCNNは11日までに、1941年12月7日に起きた旧日本軍による真珠湾攻撃に関連しこれまで同誌が掲載していなかった写真を公開した。
ハワイや米本土で撮影されたもので、真珠湾攻撃を受け旧日本軍との戦いを決意し、準備にまい進する米国民の姿などをとらえている。今回の公開は、今年の「12月7日」に合わせたものとなっている。
同誌は1941年12月15日号で、「第2次世界大戦は不意に驚愕(きょうがく)させるような形で米国に突き付けられた。向こう見ずで大胆な日本は太平洋における米国の勢力の砦への攻撃を狙った」と記した。
今回公開された映像には、攻撃を受け大破して海面上に浮かぶ戦艦アリゾナの姿などが含まれる。この他、米ニューヨークのブルックリン海軍造船所で敵の攻撃への警戒を呼び掛けるポスター、41年12月にハワイ上空を飛ぶ米軍爆撃機の編隊、同月にハワイ州内で塹壕(ざんごう)を掘る米軍兵士、同州ホノルルのワイキキビーチでくつろぐ海軍中将の画像なども紹介された。
2時間近く続いたとされる真珠湾攻撃で、米軍は戦艦4隻が撃沈され、破壊された航空機数は188機などの被害を受けた。死亡した米国人は2403人。一方、旧日本軍は操縦士ら64人、航空機29機を失っていた。