10歳児が90歳女性を殺害か、とがめられ腹立て

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(CNN) 米東部ペンシルベニア州の警察当局などは16日までに、10歳男児が祖父の自宅で90歳女性を杖で殴打して殺害したことを認めたため拘束したと発表した。尋ね事があったため被害者の部屋に入った際、大声でとがめられたことに腹を立てた末の犯行と自供している。

捜査調書などによると、木製の杖を被害者ののど元に突き付けた後、のどや腹部分を殴打し、殺していた。小学校5年生の男児は危害を加える意図はあったが殺すつもりはなかったと供述したという。

事件の現場は同州ダマスカス・タウンシップで、高齢の女性が死亡したとの連絡を受け警官が急行。この数時間後、男児の母親がホーンズデールの州警察事務所へ男児を連れて行き、殺人を犯したことを打ち明けていた。

母親はまた、警察に対し息子との関係が悪かったことを認め、男児は精神面に問題も抱え、暴力的になった時期が過去にあったことも明かしていた。

男児の祖父は被害者の女性の世話役だった。男児は祖父に当初、被害者が口から血を流していることを告げたものの、自分は無関係であると主張。祖父は警察の聴取に、女性の様子を見たところ、出血はしていなかったが呼吸困難の状態にあったと指摘。

女性は病院へ行くことを望まず、祖父が数十分後に女性の様子を再度確かめにいったところ、死亡していたという。男児はこの後、女性への殴打を白状していた。

同州ウェイン郡の検察当局の声明によると、検視で被害者の首部分に鈍器による外傷が見付かり、殺人事件と断定された。地元のCNN系列局によると、男児は同郡の矯正施設に勾留された。州法に従い、成人として殺人容疑で訴追されたと伝えた。

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