トラブル続きの米軍F22がシリア空爆に参加、初の実戦

ワシントン(CNN) 米国が米東部時間22日夜に実行したシリアのイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点への空爆で、米国防総省は25日までに、最新型戦闘機「F22ラプター」が作戦に参加したことを明らかにした。

敵レーダー網を回避するステルス能力を保持する同機が実戦任務に出動したのは初めて。

最先端の技術が搭載されているF22型機は開発段階や飛行などで安全上のトラブルが続き、一部の一線級パイロットが搭乗を拒否する騒ぎも生まれていた。

配備開始は2005年だが、飛行中に操縦士が意識を失う原因不明の事態も発生。10年には墜落も発生してパイロットが死亡。機体修理や維持に当たる整備士が正体不明の病気にかかるミステリーも起きていた。

これらの問題を踏まえ米空軍は一時、全機の飛行制限措置を打ち出したが昨年に解除していた。

米政府監査院によると、数十年要した同機の開発費用は総額で約4億1200万ドル(約449億円)。当初の見積もりに比べ約3倍の水準に膨れた。製造元は米軍需企業ロッキードで、空軍が調達機数を188機に制限したため、これ以上の製造は計画していない。

米軍の最新型戦闘機にはこの他、爆撃機仕様も可能なF35戦闘機があるが、F22と同様、生産コスト増大や技術的な問題に直面している。

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