アラスカの2火山で警戒水準引き上げ、空の便への影響懸念も

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パブロフ火山

パブロフ火山

(CNN) アラスカ南西部アリューシャン列島地域にある2つの火山で14日に溶岩流が観測された。当局は「何の予兆もなく噴火する恐れもある」として、航空機などにも警戒を呼びかけている。

溶岩流が確認されたのはパブロフ火山(標高約2500メートル)とクリーブランド火山(約1730メートル)。アラスカ火山観測所は火山活動の活発化を受けて警戒レベルを上から2番目の「監視(ウオッチ)」にした。上空を飛行する航空機向けの警戒レベルも引き上げた。

同観測所によると、アラスカ本土と地続きのパブロフ火山では地震活動の活発化に続いて噴火活動が確認され、北側の斜面に約500メートルの溶岩流が観測された。

同山から約560キロ南西の島にあるクリーブランド火山では、南東側の斜面に幅約100メートルの溶岩が1.6キロにわたって流れている。

クリーブランド火山が噴火すれば火山灰は海上から2万フィート(約6キロ)の高さに達する可能性もあり、航空機の運航に影響が出る恐れもあるという。

同火山では昨年も噴火活動が観測されており、その時点でアラスカ大学の専門家は、アジアから北米などへ向かう航空機の90%はアラスカ上空を飛行していると指摘。もし噴火が起きて火山灰が上空高く噴き上がれば、多くの便がルート変更や欠航を余儀なくされると話していた。

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