ニュージーランド航空、座席のリクライニング問題に解決策?
(CNN) ニュージーランド航空は、航空会社の格付けサイト「エアライン・レーティングス」の2025年のランキングで3位に入ったが、その栄誉に甘んじてはいない。
ニュージーランド航空はこのほど、数年にわたる計画と184日間におよぶ改修を経て、全面的に再設計された「787―9ドリームライナー」を発表した。
新たなキャビン体験は、「ビジネス・プレミア」「ビジネス・プレミア・ラックス」「プレミアム・エコノミー」「エコノミー」に広がる。
ビジネス・プレミアは、スライディングスクリーンや24インチの機内エンターテインメント、映画鑑賞に最適なヘッドレストリフト付きのフルフラットリクライニングを備える。ビジネス・プレミアの最前列はビジネス・プレミア・ラックスに割り当てられており、完全に閉まるドアや大きめのベッド、2人で食事を取れるスペースがある。
プレミアム・エコノミーの座席は収納スペースが広く、プライバシーを守るサイドウィングがあるほか、外側のシェルが固定されているため、乗客は後ろの人に迷惑をかけずに座席をリクライニングできる。このことが、座席争いの緊張緩和につながっている。
エコノミーの乗客には、50%大型化した機内エンターテインメントのスクリーンや新しいトレー、収納オプションが提供されるほか、足元のスペースが39%広くなった「エコノミー・ストレッチ」のオプションもある。
この機体の就航は今月19日。ニュージーランド・オークランドからオーストラリア・ブリスベンに飛ぶ。さらに同日には、オークランドから米サンフランシスコへの初の長距離フライトを完了させる予定だ。