米ハワイの「天国への階段」、来年撤去か 不法侵入者が後を絶たず

天国への階段と呼ばれるハイク・ステアーズ/Adobe Stock

天国への階段と呼ばれるハイク・ステアーズ/Adobe Stock

(CNN) 「天国への階段」とも呼ばれる米ハワイの絶景スポット、ハイク・ステアーズが来年撤去される可能性が高くなった。不法侵入者の続出を受け、ホノルル市議会は今月、撤去を求める決議案を全会一致で可決。市長が承認すれば撤去が正式決定する。

この階段はもともと米海軍によって1940年代に建設されたもので、3922段からなる階段がオアフ島東部カネオヘの山中を約850メートルにわたって蛇行している。

階段は雲を突き抜けて頂点に達し、地元住民の間ではハワイ随一の眺望との声が多い。

87年に一般人の立ち入りが禁止されたものの、登山客やユーチューバー、スリルを求める人などによる侵入は後を絶たなかった。負傷者も続出しており、直近では今年4月、24歳の男性が膝(ひざ)をけがして空から救出される事態となった。

市議会のキアアイナ議員はCNN提携局ハワイ・ニュース・ナウの取材に、「不法侵入が相次いでいるため、ハイク・ステアーズは市にとって大きな負担と出費となり、近隣住民の生活の質に影響が出ている」との見方を示した。

カネオヘを含む選挙区から選出されたキアアイナ議員は今回、階段の撤去を求める決議案を執筆。9月8日にはホノルル市議会が採決を実施し、全会一致で撤去を決定した。

その後、決議案はブランジアーディ市長のもとに送付された。市長は撤去を承認する見通しで、費用として市の予算から100万ドル(約1億1000万円)を割り当てるとみられている。最終決定は60日以内に下す。

決議案を正式承認した場合、市長の事務所は階段の撤去と破壊に向けた日程をつくる必要がある。

現在、ハイク・ステアーズの不法侵入者には最大1000ドルの罰金が科されている。

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