完璧なパステルカラー、インドの「ピンクシティー」を撮影する

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写真家のビクター・チェン氏とサマンサ・ウォン氏がジャイプールに引きつけられたのは、そのパステル色と印象的な建築が理由だ

写真家のビクター・チェン氏とサマンサ・ウォン氏がジャイプールに引きつけられたのは、そのパステル色と印象的な建築が理由だ

「市内に入る際に最初に目にする門はピンク色だ」「市中を回ってみると、周囲のあらゆる物が鮮やかなピンクから赤みがかった茶色まで、さまざまな色調に変化していく」(ウォン氏)

ソーシャルメディアで特に好評を博したのが、ピンクの宮殿ハワマハルだ。

この建物はシティーパレスを拡張したもので、王族の女性は公の場に出ずとも窓から市井の生活を観察することができた。チェン氏の写真の1枚は、建物の正面とそこに設けられた数百の窓をとらえている。

チェン氏は、「撮影は簡単ではなかった。通りの向かいに屋根を備えたコーヒー店があったが、完璧なショットを撮るためには人々がいなくなるまで1時間以上待たなくてはならなかった」と振り返る。

この建物の精彩に富んだ色合いもあり、チェン氏は他の都市の画像とは異なる手法で編集に臨んだ。

「ピンクが非常に鮮やかで臨場感にあふれていたため、通常の編集プロセスは抑え気味にした」「自分が目にしていた実際の色を写真に反映させ、その色調を保ちたかった」

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