かつては「女人禁制」 高野山で巡礼の旅を楽しむ

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和歌山県にある「女人道」は、見事な自然美が堪能できる一方、かつての「女人禁制」の象徴でもある

和歌山県にある「女人道」は、見事な自然美が堪能できる一方、かつての「女人禁制」の象徴でもある

高野山(CNN) 数百年前、日本で最も神聖な場所のひとつとされる高野山への立ち入りが許されず、その周囲を歩いた女性巡礼者たちは、一体どのような気持ちで旅をしていたのだろうか。

かつて女性巡礼者たちが歩いた和歌山県にある「女人道」は、見事な自然美が堪能できる全長17キロの道である一方、かつての「女人禁制」の象徴でもある。この道は、高野山への入山が許されない女性巡礼者たちも、供物を捧げたり、高野山からの精神的エネルギーを感じられたりするようにと作られた。

高野山を目の前にしながら入れないのはさぞつらかっただろう。さらに悪いことに、この女人道を歩いていると高野山の仏教建築がちらちらと見えるのだ。

しかし、この道の美しさが不変なのとは逆に、時代は変わった。今や、女性の入山が拒否されることはない。

高野山は806年に日本で最も崇拝されている聖人の1人である弘法大師によって開かれ、中国の影響を受けた密教、真言宗の一宗派である高野山真言宗の総本山だ。

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