かつては「女人禁制」 高野山で巡礼の旅を楽しむ

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寝具はもちろん布団だ

寝具はもちろん布団だ

寺院での宿泊というと、普通、過剰なミニマリズムや硬い床を連想してしまうが、ここ高野山の宿坊は、仏教体験は必ずしも居心地の悪いものではないことを証明している。

快適さや価格は寺院によってさまざまだが、いくつか共通点もある。

各宿坊の日本の伝統的な客室の大半は手洗所を備えているが、風呂は共同浴場を利用しなければならないこともある。宿泊客は快適な布団で寝るが、この布団は夜、部屋の畳の床の上に敷かれる。また宿坊寺院の設備としては、庭園、茶室、祈祷を行う広間、書院などがある。

一部の宿坊では、朝の祈祷(きとう)のほか、写経(般若心経の262文字を書き写す)や瞑想(めいそう)なども体験できる。

宿坊での食事は全て精進料理(肉や魚を使わずに調理された仏教の食事)だが、どうしても肉料理や、すしが食べたい人は、高野山のレストランに行けば、より豊富な種類の料理が味わえる。

われわれが訪れた4つの宿坊寺院は、いずれも外国人旅行者向けの設備を備え、清潔で快適な部屋に美しい庭園、そして親切なスタッフも共通の特長だった。その4つの寺院は、遍照光院、清浄心院、蓮華定院、不動院。いずれも高野山のオフィシャルサイトで宿泊の予約が可能だ。

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