100年前に誕生、中国初の証券取引所は今 没落の歴史をたどる

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さまざまな人の手をへたため、建物の現在の持ち主は住民にも不明だ

さまざまな人の手をへたため、建物の現在の持ち主は住民にも不明だ

建物は北京旧市街の前門地区にあり、取り壊しを免れたのは幸運といえる。北京では街の近代化が進むなか、この5年間で歴史的建造物など数千棟が解体された。

だが近年に入り、中国の歴史的建造物への関心が再び高まっている。同取引所の近くには伝統芸能の京劇を演じる正乙祠戯楼があり保存状態も良い。

同取引所が保存対象になるかもしれないとの観測もあるが、具体的な計画は進んでいない。北京市西城区当局のウェブサイトによると、取引所のある通りに面した複数の歴史的建造物について、2014年に改修プロジェクトが立ち上げられたという。

北京で建設が進む近代的な高層ビルにはない魅力があるとして、この古い建物への愛着を示す住人もいる。学校や病院などにも近い。

シャオさんの隣人リュウさんは1989年からここに住んでいる。北京郊外に大きなアパートを持っているが、引っ越す気はない。

シャオさんは「この場所で全生涯を過ごしてきたお年寄りはここで死を迎えたいのだろう」と話す。

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