世界の大都市で人気、マイクロコンド

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My Micro NY(ニューヨーク市)
広さ250~370平方フィートの55室からなるアパートで、2015年に完成予定

My Micro NY(ニューヨーク市) 広さ250~370平方フィートの55室からなるアパートで、2015年に完成予定

(CNN) 世界の大都市では最近、各ユニットの広さが500平方フィート(約46.5平米)未満の個室サイズで、おしゃれな内装のコンドミニアム「マイクロコンド」が、高級賃貸物件、あるいは不動産を初めて購入する人向けのスタイリッシュな物件として販売されている。

マイクロコンドは、人口密度の高いアジアのメガシティや欧州の古い地域ではすでに一般的だが、最近は米国でもニューヨークやサンフランシスコなどの主要都市が北米で先陣を切ってこの流れに乗り、他の都市も追随している。

「これらの世界の大都市に共通している問題は、土地不足の上に、多くの人が都市で働き、遊びたいと考えている点だ」と語るのは、ロンドンのディベロッパー、ポケット・リビングの共同創業者マーク・ブレッシング氏だ。

米消費者調査会社ニールセンのレポートによると、18歳から36歳までの米国人の4割が、郊外よりも都市部での生活を希望しているが、69%は、自分たちが希望する生活をするだけの収入がないと考えているという。都市部では、高額の家賃、不動産価格の上昇、不動産需要の増加により、手頃な物件を見つけるのがかつてないほど難しくなっている。

地方自治体もこの問題に着目し、対策に乗り出している。例えばニューヨーク市は、1戸当たりの広さを最低400平方フィート(約37平米)とする規制を撤廃し、広さが250~370平方フィート(約23~34平米)の戸数を増やす試験プロジェクトを開始した。またポケット・リビングは普段、年収10万ドル(約1070万円)以下の人向けに広さ400平方フィートのマンションを開発しているが、2013年にはロンドン市長から約3600万ドル(約38.5億円)を受け、初めて住宅を購入する人向けのユニット約400戸を開発した。

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