NYグランドセントラル駅、100年の歴史を振り返る

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1959年のヒッチコック映画「北北西に進路を取れ」の一場面 写真提供=MTA/METRO-NORTH RAILROAD

1959年のヒッチコック映画「北北西に進路を取れ」の一場面 写真提供=MTA/METRO-NORTH RAILROAD

2008年:動画が大ヒット

グランド・セントラルは、「北北西に進路を取れ」「セルピコ」「アンタッチャブル」「リトル・ニッキー」など、数多くのハリウッド映画に登場してきた。しかし、中でも最も印象的だったのは、公共の場で即興の演劇を行うパフォーマンス集団インプロヴ・エブリウェアが途方もない演技でラッシュアワーの通勤客らを驚かせた映像だ。

「エージェント」と呼ばれる200人以上の集団が突然立ち止まり、5分間身動き一つせずじっとしていた。そのため、誰もがまるで時空連続体の裂け目に遭遇したかのような印象を受けた。

この映像は動画共有サイト「ユーチューブ」上で大ヒットし、「キーボードを弾く猫」以上の再生回数を記録した。

2012年:災害時にも活躍

グランドセントラルは、その100年の歴史の中で、米政府のプロパガンダ用ホールから華やかなショッピングモールまで、さまざまな役割を果たしてきたが、現在も効率的な輸送の中心であり続けている。

2001年9月11日の米同時多発テロの際は、他の輸送ネットワークがすべて遮断される中、午後2時までにニューヨーク市全体を避難させた。また2012年10月、大型ハリケーン「サンディ」上陸前に市民を安全な場所に避難させた際にも重要な役割を果たした。

2013年:100周年

2013年2月1日、グランドセントラル駅は100周年を迎えた。記念式典では、メイーコンコースでブラスバンドが演奏し、俳優、詩人、著名人らが集まり、店やレストランはターミナルがオープンした1913年当時の価格で商品や食事を提供した。

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