実は「おとりサイト」、殺し屋雇おうとした女を訴追 標的は元夫

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ボブ・イネスさんが、おとりサイトを運営するようになったのは偶然からだった/Courtesy Bob Innes

ボブ・イネスさんが、おとりサイトを運営するようになったのは偶然からだった/Courtesy Bob Innes

ウェイン被告については、イネスさんから連絡を受けたミシガン州警察の警官が私服の殺し屋を装って、デトロイト南部サウスロックウッドの駐車場でウェイン被告と接触した。

警察によると、ウェイン被告は5000ドルで元夫を殺してほしいと依頼。元夫の自宅や職場の住所などを告げて、元夫は別の州に住んでいたことから、手付金として交通費の200ドルを警官に渡したという。

ウェイン被告は殺人教唆(きょうさ)などの罪に問われ、先月、罪状を認めた。来年1月に予定されている判決公判では、9年以下の禁錮を言い渡される見通しだ。

最初の深刻なケースは3人の殺害を依頼

イネスさんによると、Rent―A―Hitmanのサイトは05年に開設した時点でおとりサイトにする意図はなかった。もともとは、小規模ネットワークのためのウェブトラフィックとリスク分析を手掛けるインターネットセキュリティービジネスを起業したい意向だったという。

しかしこの事業はうまくいかず、イネスさんはこのドメイン名を売ろうとしたが買い手がつかなかったため、そのまま何年か放置していた。

同サイト宛てにメールが届いたのは08年のことだった。

「『ヒットの値段は? ヒットマンを雇っていますか?』というメールだった」とイネスさんは振り返る。どう答えていいのか分からなかったので、電子メールはそのまま閉じて放置した。

ところがその2年後、再びヒットマン依頼のメールが届く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]