映画「ウエスト・サイド・ストーリー」、初週の興収は市場予測下回る

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20世紀スタジオが手掛けた映画「ウエスト・サイド・ストーリー」/20th Century Fox/Niko Tavernise

20世紀スタジオが手掛けた映画「ウエスト・サイド・ストーリー」/20th Century Fox/Niko Tavernise

ニューヨーク(CNN Business) 20世紀スタジオが手掛けた映画「ウエスト・サイド・ストーリー」の公開初週の北米市場での興行収入は推計で1050万ドル(約12億円)だったことがわかった。これは1500万ドル近いという市場予測を下回った。

追い風となる要素が多かっただけに驚きの結果となった。同作品は、業界でも最も著名で大作も多い監督のひとりであるスティーブン・スピルバーグが監督を務めた。スピルバーグ監督の名前だけでは入場券を買ってもらうには不十分だったようだ。

高評価でも足りなかった。映画評論サイト「ロッテン・トマト」では93%が評価しているほか、批評家からも好評で、早くもアカデミー賞の声も出ていた。実際に作品を見た人からの「シネマスコア」での評価も「A」だったが、売り上げは軟調だった。

ホリデーシーズンが始まり、より多くの家族が映画館を訪れる時間が取れるようになるなか、同作品は、今後数週間は収入が見込めるかもしれない。しかし、これまでのところ、聴衆を引きつけることには失敗している。今年最大のヒット作になる可能性もある映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公開が週末に控えていることもあり、観客を呼び込むのは簡単なことではなさそうだ。

ウエスト・サイド・ストーリーの低調な興行収入はさまざまな要素が影響している可能性がある。新型コロナウイルスの変異株に対する懸念があった可能性があるほか、高齢者は若年層と比較すると映画館に戻ることに多少後ろ向きなほか、最近の映画市場ではミュージカルは苦戦している。

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