黒シャツに素手で蜂の世話 TikTokの動画が物議醸す

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防護服も手袋も着けずに蜂の世話をする養蜂家の動画が物議を醸している/Valengilda/Getty Images

防護服も手袋も着けずに蜂の世話をする養蜂家の動画が物議を醸している/Valengilda/Getty Images

(CNN) 米テキサス州の養蜂家が防護服も手袋も着けずに蜂の世話をする映像が、動画アプリ「TikTok(ティックトック)」上で人気を呼ぶ一方、「危険な前例」になるとの批判も招いている。

問題のアカウントには、同州オースティン在住のエリカ・トンプソンさんが、黒いシャツにジーンズ姿で素手のまま蜂をすくい取り、移動させる動画などのシリーズが掲載されている。トンプソンさんは一躍人気者になり、TikTok上のフォロワーは600万人、「いいね」は8000万回に達した。

これに対し、蜂駆除を長年手掛けているというフライデー・チェンバレンさんが最近、TikTokへの投稿で問題を指摘。トンプソンさんの動画は、蜂を扱う際にしてはいけないことを全部やっていると批判した。

トンプソンさんのように濃い色の服を着ていると蜂に攻撃されやすく、長い髪を下ろしていると引っ掛かった蜂に首や顔を刺される恐れがあるという。

チェンバレンさんは、トンプソンさんが殺虫剤禁止法の制定を目指している運動などに理解を示したうえで、蜂を扱うのが簡単な仕事だと誤解されることに強い懸念を示した。

これに対してトンプソンさんは7日、CNNに寄せた文書で「養蜂のプロとして、蜂や養蜂家が果たす重要な役割を人々に伝える使命がある」と述べ、動画の内容は事実だと強調。必要な場面では防護服を着けていると説明した。

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