病院にロボットを導入、新型コロナ感染者や医療従事者支援へ インド

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
病院スタッフとともに新型コロナ患者のふるい分けに従事するロボット「ミトラ」/MANJUNATH KIRAN/AFP/AFP via Getty Images

病院スタッフとともに新型コロナ患者のふるい分けに従事するロボット「ミトラ」/MANJUNATH KIRAN/AFP/AFP via Getty Images

ロンドン(CNN Business) インドの病院でこのほど、新型コロナウイルスに感染した患者や医療従事者の支援に向けて、ロボットが導入された。インドは新型コロナウイルスの感染件数で世界2位となっている。

インド南部のベンガルール(バンガロール)に拠点を置くインベント・ロボティクスは3種類のロボットを設計した。ロボットを通じて表面の消毒や患者の質問に対する返答、医師とのビデオによる相談が行える。

これまでに配備されたロボット8台のうち最も人気があるモデルは「ミトラ」だ。ミトラはヒンディー語で「友だち」などの意味がある。価格は約1万ドル(約105万円)。顔認識技術を使い、交流したことのある患者の名前と顔を思い出すことができる。病院内を単独で移動することができ、患者が家族や医師と連絡するのを胸の部分に設置された画面やカメラで支援する。

インベント・ロボティクスの最高経営責任者(CEO)は、ミトラが看護師や医師のアシスタントの役割を担えると説明する。

インド北部ノイダにある病院には2台のミトラが配備されている。1台は入り口で新型コロナウイルスの症状についてふるい分けを行い、もう1台は集中治療室(ICU)で使われている。

ミトラはICU内で患者が動画で家族と連絡を取ったり、患者の家族が中の様子を見たりすることを支援している。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]