インドの新型コロナ感染者、6300万人超か 公式発表の約10倍

印西部のムンバイで新型コロナウイルスの検査を行う人たち/Punit Paranjpe/AFP/Getty Images

印西部のムンバイで新型コロナウイルスの検査を行う人たち/Punit Paranjpe/AFP/Getty Images

ニューデリー(CNN) インド医学研究評議会(ICMR)は29日、国内で新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果、これまでに感染した人は6300万人以上に及ぶ可能性があることが分かったと発表した。

抗体検査は全国700以上の村落や行政区に住む2万9000人余りを対象に、先月中旬から今月中旬にかけて実施された。その結果、10歳以上の住民の約15人に1人が陽性反応を示した。

インド政府が2011年に実施した最新の国勢調査によると、同国の人口13億人のうち、10歳以上は9億6600万人余り。このグループの15人に1人がすでに感染しているとすれば、感染者の累計は6378万人に達する計算だ。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、30日の時点で当局が発表している新型ウイルス感染者は610万人、死者は9万6000人。実際の感染者は公式発表の約10倍に上ることになる。

地区別にみると、都市部のスラム街に住む人の陽性率は15.6%と特に高く、スラム以外の都市部では8.2%、農村部では4.4%だった。

インドの感染状況をめぐっては、これまでも公式発表よりはるかに深刻ではないかとの指摘が出ていた。政府は5月からロックダウン(都市封鎖)措置を緩和し始め、経済再開にかじを切ったが、専門家らは時期尚早と主張してきた。

背景には検査件数が他国に比べて少なく、もともと死者数や死因を当局に報告する体制が整っていなかったなどの事情がある。

ICMRのバルガバ事務局長は29日、11月に予定されるヒンドゥー教の祭典「ディワリ」と冬の到来を前に、感染対策を強化する必要があると強調した。

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