毎朝同じ時刻に全住民のネット接続障害、原因は1台の中古テレビ 英国

英ウェールズ中部のアベルホサン村周辺=2019年11月/Ian Jones/Alamy Stock Photo

英ウェールズ中部のアベルホサン村周辺=2019年11月/Ian Jones/Alamy Stock Photo

(CNN) 英ウェールズ中部のアベルホサン村が1年半にわたり、毎朝同じ時刻になると全住民のブロードバンド・インターネット接続が必ず途切れる謎の現象に見舞われた。

デジタルネットワークを運営するオープンリーチは22日、その原因がようやく判明したと発表した。

原因は、1台の中古テレビから放出される信号が、インターネット接続に干渉していたことだった。原因を突き止めた技術者チームは一躍アベルホサン村の英雄になった。

スタッフはそれまで何度もアベルホサン村に足を運んだが、ネットワークに欠陥は見つからなかった。ケーブルを交換しても、問題を解決することはできなかった。

そこで地元のエンジニア、マイケル・ジョーンズ氏が、オープンリーチの専門家の要請で対策チームに合流。さまざまな検査を行った結果、家電製品から放出される電気的な干渉がブロードバンド接続に影響を与える単一高レベルインパルスノイズ(SHINE)という現象によって、問題が発生している可能性が浮上した。

技術者チームは午前6時から豪雨の中で村の中を歩き回り、スペクトル分析器という装置を使ってノイズが検出されるかどうかの調査を実施。同装置が干渉電波の大規模放出をとらえたのは、午前7時ちょうどだった。

「電気ノイズの発生源をたどると、村内の1軒にたどりついた。毎朝午前7時になると、住人が古いテレビのスイッチを入れ、それが村中のブロードバンド接続を断絶させていた」(オープンリーチ)

住民はこの知らせを聞いてすぐにテレビのスイッチを切り、二度と使わないことを約束したという。古いテレビが引退したことで、接続問題は発生しなくなった。

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