フェイスブック、データ不正利用問題でユーザーに告知開始へ

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情報を不正入手された可能性のあるユーザーに対し、フェイスブックが通知を開始する

情報を不正入手された可能性のあるユーザーに対し、フェイスブックが通知を開始する

ニューヨーク(CNNMoney) 英データ分析企業ケンブリッジ・アナリティカが米フェイスブックのユーザー情報を不正に入手していた問題で、フェイスブックは9日から、情報を不正に入手された可能性のあるユーザー約8700万人への通知を開始する。

ユーザーは、画面の上部に掲載されるリンクを通じ、自分のフェイスブックアカウントに関連付けられたアプリを参照して、そうしたアプリにどんな情報の閲覧が許可されているかを確認できる。

このプロセスの一環として、ケンブリッジ・アナリティカに情報が不正利用された可能性があるかどうかを告知する。

ユーザーがこのリンクを使ってアプリを削除したり、それ以上の情報収集を阻止したりすることもできるようにする。

ケンブリッジ・アナリティカが不正利用した情報は、もともと英ケンブリッジ大学教授が「thisisyourdigitallife」という性格診断アプリを使って収集したものだった。

このアプリをダウンロードしたユーザーは、自分の位置情報や友人の情報、自分が「いいね」したコンテンツに関する情報の収集も許可していた。こうした情報の収集は、当時のフェイスブックの規定では許可されていた。

問題が大きくなる中で、ユーザーはフェイスブックに掲載しているデータのコピーをダウンロードできる機能を使って、同社がユーザーに関するどんな情報を持っているかの一端を垣間見るようになっている。

その結果、「メッセンジャー」で交わした私的なメッセージの内容や、写真に写った顔を認識するためのコード、自分の携帯電話にしか保存されていないと思っていた知人の連絡先情報などが、何年分も保存されていたことを知ってショックを受けたユーザーも多かった。

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は10日、米議会でこの問題について証言する。

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