歴史つくったiPhoneの10年、「次の革新」切望する声も

当初の懐疑的な見方を覆し、iPhoneの売り上げは10億台を突破

当初の懐疑的な見方を覆し、iPhoneの売り上げは10億台を突破

2016年9月30日の時点で、iPhoneの売上高は総額1350億ドル(現在のレートで約15兆6000億円)を超え、アップルの売り上げの半分以上を占めるようになった。iPhoneのために創設されたアプリ配信サービスの「App Store」だけでも、16年の1年間で200億ドルを超す収益を開発者にもたらしている。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は登場から10年を記念して、「iPhoneは最初の10年でモバイルコンピューティングの標準を確立した。だがこれはまだ始まりすぎない。ベストはこれからだ」との談話を発表した。

しかし当時は誰もが成功を予想していたわけではなかった。

初代iPhoneは容量わずか4ギガバイト、米国での価格は499ドル、利用できる携帯電話会社は1社のみで、App Storeもまだ存在していなかった。

懐疑的な意見も多く、その筆頭格だったマイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO(当時)はiPhoneの印象を尋ねられて「世界一値段の高い電話だ。キーボードがないので電子メールにも適さないし、ビジネス顧客にとって魅力はない」と一笑に付していた。

そうした見方が誤っていたことはやがて証明される。一方で、iPhoneとアップルが現在のような独占状態を続けられるかを巡っては新たな疑問も噴出している。

初期の主要アプリを提供してきた開発者は、App Storeで配信されるアプリの激増に伴って、同ストアだけでは経営が立ち行かなくなってきた。人気アプリの開発を手掛けた元アップル従業員のローレン・ブリヒター氏は、「本当に面白くて経済的に持続可能なアプリの開発は難しくなった。だから私は別の所へ労力を注いでいる」という。

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