次のトレンドは自己変形 「4Dプリント」が切り開くモノ作りの未来

車体のフォルムもさることながら、「自己変形」するウイングが特徴だという

車体のフォルムもさることながら、「自己変形」するウイングが特徴だという

ティビッツ氏が研究するこうした自己組み立て技術は、「4Dプリンティング」と呼ばれている。3Dプリンターによって特定の形に「印刷」された素材がさらに、水などの外的な刺激に反応することで、時間の経過とともに自ら形状を変えていく仕組みだ。自動車や医療、軍事など、多岐にわたる分野での応用が期待されている。

もっとも、部品を組み立てる作業そのものを完全に省略するには、まだ道のりが遠い。

ティビッツ氏によれば、目下の課題は、自動的な組み立てになじむ素材やエネルギー源を増やしていくことだ。木材や炭素繊維といった素材は刺激に反応しやすいが、同じことが身の回りの素材でも可能か、水だけでなく熱や光もエネルギー源とすることかできるか、といったことが焦点となっている。

まだ課題は残されているものの、ティビッツ氏の研究室では、BACの他にもさまざまな企業と共同開発を行っており、自動組み立ての実用化に向けて、産業界でも機運が高まっていることがうかがえる。欧州航空機大手のエアバスと協力して飛行機の翼を設計したり、米ジオシンテック社と共同で、自在に伸縮して水流を制御するパイプを開発したりする試みも行っている。

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