米陸上選手がコロナ陽性、それでも銅メダル パリ五輪

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パリ五輪陸上男子200メートル決勝に出場したノア・ライルズ選手/Richard Heathcote/Getty Images

パリ五輪陸上男子200メートル決勝に出場したノア・ライルズ選手/Richard Heathcote/Getty Images

フランス・サンドニ(CNN) パリオリンピックの陸上男子200メートルで8日に銅メダルを獲得した米代表のノア・ライルズ選手が、新型コロナウイルスに感染していたことを打ち明けた。

米NBCのインタビューの中でライルズ選手は、隔離されて水分補給を受けていたと告白。「6日の朝5時ごろ目が覚めるとひどいく気分が悪かった。単なる(100メートルの)疲れではなかった」「医師を起こして検査を受けた結果、不運にもコロナ陽性だった」と振り返った。

「まずは自分を落ち着かせようとした。もっとひどい状況で走ったこともあると思った」というライルズ選手。「影響は間違いなくあった」「それでも銅メダルを獲得できたことを何よりも誇りに思う」と話している。

ライルズ選手はゴールした直後にトラックに倒れ込み、救急隊員に助けられて車椅子で退出した。「レースの直後はフラフラだった。息苦しくて胸が痛んだ。でもしばらくすると呼吸が楽になり、気を取り直すことができた。今はだいぶ良くなった」という。

今大会では金メダル少なくとも3個の獲得を目指していた。4日の100メートルでは金メダルを獲得。200メートルとリレーでも自信を見せていた。

パリオリンピックではほかにも、オーストラリアの水球女子選手5人や英国の競泳男子選手1人がコロナ陽性となっている。

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