ゲルト・ミュラーさんが死去、「爆撃機」の異名持つストライカー

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1974年W杯のオランダとの決勝では優勝を決める決勝点を挙げたミュラーさん/AFP/Getty Images

1974年W杯のオランダとの決勝では優勝を決める決勝点を挙げたミュラーさん/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツサッカー界の名選手で、バイエルン・ミュンヘンで607試合に出場して566ゴールを決めたゲルト・ミュラーさんが15日、死去したことがわかった。75歳だった。バイエルン・ミュンヘンが明らかにした。

バイエルン・ミュンヘンはウェブサイトを通じ、「きょうは、バイエルン・ミュンヘンとすべてのサポーターにとって悲しく、暗い日となった」と述べ、ミュラーさんはこれまで存在した中で最高のストライカーだったと業績をたたえた。

ミュラーさんは「爆撃機」の異名を誇り、ブンデスリーガでの通算得点365ゴールは現在でも同リーグ史上最多。西ドイツの代表としては62試合に出場して、68ゴールを挙げている。

ミュラーさんはバイエルンのユースチームのコーチを長く務めた/Micha Will/Bongarts/Getty Images
ミュラーさんはバイエルンのユースチームのコーチを長く務めた/Micha Will/Bongarts/Getty Images

ミュラーさんは1964年にバイエルン・ミュンヘンに加入。ブンデスリーガで優勝4回、カップ戦での優勝4回をはじめ、欧州チャンピオンズカップ(現欧州チャンピオンズリーグ)でも3度の優勝を遂げている。

74年のワールドカップ(W杯)では、オランダとの決勝戦で得点を決め、西ドイツの2―1の勝利に貢献した。

ミュラーさんは引退後もバイエルン・ミュンヘンに残り、ユースチームでコーチを長く務めた。国際サッカー連盟(FIFA)によると、ミュラーさんは認知症を患い、ミュンヘン南部の介護施設に入居していた。

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