妊娠8カ月の女性、テコンドーで金メダル ナイジェリア

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妊娠8カ月のアミナット・イドリースさん(26)がテコンドーの「型(プムセ)」の複数のカテゴリーでメダルを獲得した/Nurullah Matepo

妊娠8カ月のアミナット・イドリースさん(26)がテコンドーの「型(プムセ)」の複数のカテゴリーでメダルを獲得した/Nurullah Matepo

(CNN) アフリカ西部のナイジェリアでこのほど実施された全国スポーツ大会のテコンドー競技で妊娠8カ月の26歳女性のアミナット・イドリースさんが金メダルを獲得した。

ツイッター上で公開された映像には、妊娠している体形がわかるイドリースさんがさまざまな技を繰り出す姿が収められていた。対戦競技ではなく、攻防の技を披露する部門でも複数のメダルに輝いたという。

同国エド州で開催された大会の主催組織の関係者は、今回のメダル獲得について他の人間を触発させるものと評価した。

イドリースさんはCNNの取材に、メダル獲得は名誉と説明。大会への参加は事前に複数回の訓練をし決めたと打ち明けた。妊娠前に訓練をいつも楽しんでいたし、妊娠しても違いはないと考えていたとも語った。

ただ、イドリースさんの大会参加については、妊娠期間が経過していることを理由にした批判が一部から出ていた。半面、参加をたたえる声もあった。

イドリースさんはこの中で、批判的な意見の多くはテコンドー競技が多種の形態を持つことに無知と反論。2種類あり、実際に戦わず、手足の動作を示す部門もあるとし、健康面へのリスクも大きくないと考え、参加したなどと述べた。

今回大会の最高責任者はCNNに寄せた声明で、イドリースさんの参加は医者の診療後に許可したと主張。大会前に数カ月も訓練を重ねてきたとも説明した。

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