子どものゲーセン利用、休日以外はダメ 中国当局が指示

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北京中心部にあるゲームセンターでプレーする男性客=2015年1月20日/Kevin Frayer/Getty Images AsiaPac

北京中心部にあるゲームセンターでプレーする男性客=2015年1月20日/Kevin Frayer/Getty Images AsiaPac

香港(CNN) 中国の文化観光省は23日までに、ゲームセンターやコンピューターカフェに対し公式な休校日以外、未成年者が入店しゲームにログオンすることを来年1月から禁じる指示を出した。

オンラインゲームへの過度なのめり込みの防止措置。同省は公式サイト上の声明で、「ゲーム業界の健全な発展を助長し、国民の間で増大するより良き生活への必要性を満たすための措置」とした。

北京の法律事務所の上席コンサルタントによると、未成年者の入店禁止などは既に打ち出されていたが、具体的な取り締まりはほとんどなかった。今回の指示についてはゲーム障害の阻止への真剣な対応を示唆する狙いがあるとしたが、現実的な効果につながるのかは不透明とした。

中国政府によるゲーム障害対策をめぐっては、今月初旬に登録年齢が18歳以下のゲーマーが午後10時から午前8時の間にオンラインゲームに興じることを禁止する措置を発表。未成年者が平日にオンラインゲームに割く時間は最長で90分、週末や休日は最長3時間ともしていた。

上海のゲームセンターでゲームに興じる男性=2019年2月/MATTHEW KNIGHT/AFP via Getty Images
上海のゲームセンターでゲームに興じる男性=2019年2月/MATTHEW KNIGHT/AFP via Getty Images

ゲーム市場調査企業「ニューズー」によると、中国は世界最大のゲーム市場を抱える。市場規模は数百億ドルで、世界規模の総収益のうちの4分の1を握る。中国の主要都市にあるコンピューターカフェは数百店ともされる。

中国教育省の昨年の調査によると、同国の若年層の約18%が「ビデオゲーム中毒」に陥りかねない危険性に直面。ただ、国営メディアによると、国内のインターネット利用者の間のゲーム中毒の拡散状態に関する公式データはない。

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