香港英総領事館の元職員、中国で拷問受けたと証言 デモ巡り尋問

今年8月に中国で拘束された在香港英総領事館の元職員/Simon Cheng/Facebook

今年8月に中国で拘束された在香港英総領事館の元職員/Simon Cheng/Facebook

香港(CNN) 在香港英総領事館の元職員の男性が20日、今年8月に中国で拘束された際に拷問を受け、秘密警察から香港で続くデモについて尋問されたと証言した。

香港市民のサイモン・チェン氏(28)は8月、中国本土を訪れた際に15日間拘束された。フェイスブック上の声明ではこの時の状況について、殴打や目隠し、睡眠剥奪(はくだつ)などの拷問を受け、何時間も連続で無理な姿勢を強いられたとしている。

チェン氏はさらに、秘密警察から香港デモにおける英国の役割について繰り返し尋問されたと証言。自身や友人がデモに参加していなかったか聞かれる場面もあったという。

中国は欧米諸国が香港に介入し、長引くデモへの影響力を行使しようとしていると再三批判してきた。

ラーブ英外相は20日、チェン氏の主張を支持したとみられる声明を発表。拘束中のチェン氏への「不当な扱い」は「拷問に当たる」と指摘し、こうした扱いに「衝撃を受け、がくぜんとしている」と述べた。

ラーブ氏は駐英中国大使を呼び出して「国際的義務に違反したチェン氏への残酷かつ不名誉な扱い」に憤りを表明したといい、「中国当局による調査と関係者の責任追及を期待すると明確に伝えた」と明らかにした。

一方、中国外務省報道官は同日の記者会見で、拷問を受けたとのチェン氏の主張に反論し、公安当局は「法に従って彼の全ての権利と利益を保障した」と主張。チェン氏が「自身の違法行為について全面自白した」としている。

チェン氏は当時、香港の英総領事館で貿易や投資の担当者として勤務しており、8月8日に中国本土の深センを訪れた後に拘束された。中国当局はその後、治安管理処罰法に違反した疑いでチェン氏を行政拘留したことを確認していた。

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