中国の超大作映画、興収振るわず公開打ち切り 評判最悪

上海国際映画祭のレッドカーペットに立つ「阿修羅」の出演者ら/VCG/Visual China Group/VCG via Getty Images

上海国際映画祭のレッドカーペットに立つ「阿修羅」の出演者ら/VCG/Visual China Group/VCG via Getty Images

(CNN) 中国で巨額の予算をかけて制作された大作映画「阿修羅」が、興行成績が振るわず、公開が打ち切られる羽目になった。

プロデューサーによると、同作品は7億5000万人民元(約126億円)をかけて制作された。しかし公開された最初の週末の興行収入はわずか710万ドル(約8億円)にとどまった。業界誌ハリウッド・レポーターによれば、制作費は中国映画の中で史上最高額だったとされる。

プロデューサーは中国版ツイッターの「新浪微博(ウェイボー)」を通じて公開打ち切りを発表したが、理由には触れていない。

同作品は、阿修羅と呼ばれる仏教神話の聖地を、3つの頭をもつ悪霊から守る者たちのストーリー。しかし評判は最悪で、中国の映画論評サイトの評価は10点中の3.1だった。米HBOのヒット作「ゲーム・オブ・スローンズ」のパクりだという批判も多かった。

このプロジェクトは、ジャック・マー氏率いるアリババ集団傘下の映画制作会社なども後押ししていた。

マー氏をはじめとする中国の起業家は、中国国内の映画制作拡大を目指す野心を公に語っている。マー氏は2016年のCNNのインタビューで、チャンスがあれば米ハリウッドの映画制作大手6社のうちの1社を傘下に収めたいと語っていた。

阿修羅は今後、DVDやストリーミングサービスの公開も予定されることから、どの程度の失敗作になるのかはまだ分からない。

ハリウッド・レポーターによると、映画史上では1億2500万ドルの赤字を記録した「シンドバッド 7つの海の伝説」が最大の失敗作と見なされている。エディ・マーフィーが主演した「プルート・ナッシュ」は1億ドルの制作費を投じたものの、興行収入は700万ドル止まりだった。

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