ワインスタイン容疑者、強姦などで訴追 米映画界の大物

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ワインスタイン容疑者、強姦などで訴追

ニューヨーク(CNN) 米ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン容疑者(66)が25日、強姦や犯罪的性行為などの容疑で訴追された。ワインスタイン氏をめぐっては7カ月前から、性的に不適切な行為を受けたとして、女性たちが名乗り出て被害を証言していた。

米ニューヨーク・マンハッタン地区の検察は声明で、今回の訴追は2004年と13年に起きた別々の女性の事案に端を発したものだと説明。警察とマンハッタン検察による共同捜査の成果だとした。

ワインスタイン容疑者は同日、罪状認否に臨んだ。弁護士はその後の声明で「ワインスタイン氏は一貫して、相手が誰であれ同意に基づかない性行為に及んだことはないと主張してきた」と指摘。罪状認否で無罪を主張したことを明らかにした上で、同氏は嫌疑が晴れるものと確信していると述べた。

ワインスタイン容疑者の保釈金は1000万ドル(約11億円)に設定することで、弁護士と検察が合意。全地球測位システム(GPS)監視装置の装着を義務づけられ、移動が許されるのはニューヨークとコネティカットの両州内のみとなった。パスポートも提出している。

捜査情報に詳しい情報筋によると、犯罪的性行為の容疑は女優志望だったルシア・エバンス氏に絡むもの。エバンス氏は、ワインスタイン氏から事務所で2004年にオーラルセックスを強要されたと主張している。

強姦の被害者とされる女性の名前は公表されていないという。

ワインスタイン氏をめぐっては、2017年の報道以降、数十人の女性が名乗り出て被害を訴えており、性的に不適切な行為を告発する「#MeToo」運動が広まるきっかけとなっていた。

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