映画の中の「宇宙人」 姿かたちの変遷をたどる

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ウエストモア氏は回想録の中で、「目と口はエイリアンと人間が意思疎通するうえでの窓だ」と述べている。

スチュアート・フリーボーン氏はSF映画「スター・ウォーズ」の旧3部作に登場するエイリアンの大半のデザインを担当した。有名なヨーダの顔も同氏の作品だ。ただ、1976年に短期入院したため、酒場のシーンで後景に現れるエイリアンの多くはもともと別の映画に登場する予定だったエイリアンを流用したものだ。

スティーブン・スピルバーグ監督の映画「未知との遭遇」などでは小さな灰色の宇宙人「リトルグレイ」がおなじみだ。

歴史家で未確認飛行物体(UFO)現象についての専門家でもあるジャック・ウォマック氏は、こうした大きな卵形の目を持つ灰色のエイリアンについて、地球外生命体の描写方法がだどった変化の一環だと指摘。「『未知との遭遇』のエイリアンは当時進行中だった変化を色濃く反映していた」「エイリアンは謎めいた存在から我々の友人に変化した」と述べる。

映画「メッセージ」には触手を持つタコ足のエイリアンが登場する。これはSFのエイリアンと、「目撃談」として報告されているエイリアンとの間のずれを示すものだ。

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