ISISが破壊したモスル博物館の収蔵品、多くは「偽物」?

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貴重な彫像も破壊されたが、多くは石膏製のものだったという

貴重な彫像も破壊されたが、多くは石膏製のものだったという

イラク連邦警察の幹部によると、この収蔵庫には有史以前からオスマン帝国に至る時代の貴重な美術品が格納されていた。ISISはこれを持ち去ってイラク国外で売りさばいたと見られる。

2015年に問題の動画が公開された当時、考古学者の間には衝撃が広がった。しかし映像を詳しく検証した結果、破壊された展示品の多くは石像ではなく石膏(せっこう)像だったことが分かった。

同博物館は、2014年6月にISISがモスルを占領する数カ月前、大規模な改修に備えて収蔵品約2400点のうち1700点あまりをバグダッドに移していた。

つまり、ISISがハンマーで破壊した石像の多くは偽物だった。収蔵品のうちラマスなど4分の1は破壊されたが、残りは破壊を免れている。

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