国際陸連、ロシア陸連の資格停止を継続

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プーチン大統領は以前、国ぐるみでのドーピング支援はなかったと強調

プーチン大統領は以前、国ぐるみでのドーピング支援はなかったと強調

ロシア・スポーツ省は、五輪出場停止はロシアの選手個人や国民に与える影響が大きいだけでなく、五輪そのものの魅了を減じることになりかねないとして、IOCに訴えていく意向を示した。IAAFの決定については「非常に失望した」と述べた。

IAAFのセバスチャン・コー会長は今回の決定について、「陸上競技にとって最善の形」で下されたと評価。一方、IAAFによれば、反ドーピング体制がより厳格な他国で練習してきたロシア人選手については、個人でのリオ五輪出場を模索できるようにする新規則を導入したという。

一方、ロシアの国営タス通信は、IAAFが公式に決定を発表する前から、今回の裁定に不服を示す選手らの声を紹介した。2004年と08年の大会で金メダルを獲得した女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ選手は「これは人権侵害だ」だと指摘。何らかの手段に訴える意向を明らかにした。

ロシアのプーチン大統領はIAAFの決定が発表される前、一部の選手がドーピングを行っていたからといって、すべての選手に集団責任を負わせることはできないと言及。また、国ぐるみでドーピング支援が行われたことはないとも強調した。

IAAFは昨年11月、世界反ドーピング機関(WADA)がロシア陸上界にまん延しているとするドーピング問題について詳細な報告書を発表したのを受け、ロシアの陸上選手に暫定の資格停止処分を科していた。

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