J・デップさん妻、「犬密輸」の罪は問われず 豪裁判所

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米俳優ジョニー・デップさん(左)と、妻で女優のアンバー・ハードさん

米俳優ジョニー・デップさん(左)と、妻で女優のアンバー・ハードさん

(CNN) オーストラリアの裁判所は18日、米俳優ジョニー・デップさんの妻、アンバー・ハードさんが当局に申告せずに愛犬2匹を入国させた問題で、犬の密輸罪に関して処分保留とする判決を下した。

夫妻は映画の撮影のために昨年5月、ヨークシャーテリアの「ピストル」と「ブー」を連れてプライベート機でオーストラリアに到着。検疫法で定められた申告手続きをしないまま2匹を入国させたとして、ハードさんは動物の不法持ち込みと文書偽造の罪に問われていた。

ハードさんは法廷で、入国時の虚偽記載について有罪を認めた。一方、犬2匹の密輸罪については罪を問われなかった。法廷では、ハードさんがデップさんとともにオーストラリアの検閲制度に反する行動をとったことを謝罪する様子を撮影したビデオが流された。

デップさんは今回の件で罪には問われていないが、ハードさんに付き添ってサウスポート裁判所に姿を現した。裁判所入り口には2人を見ようと報道陣や見物人の人だかりができた。

オーストラリアの法律では動物の密輸で有罪となった場合、10年以下の禁錮と10万2000豪ドル(約840万円)以下の罰金が科される。

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