肌が命の韓国人男性、1200億円超の美容市場支える

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韓国人男性は、ボトックス注射などのスキンケアに費やす額が世界で最も多い

韓国人男性は、ボトックス注射などのスキンケアに費やす額が世界で最も多い

ソウル(CNNMoney) 韓国の男性の間で化粧品やアンチエイジング製品への関心が高まっている。市場調査会社ユーロモニターの調査によれば、韓国の男性1人当たりがスキンケア製品に費やす額は世界で最も多く、2位のデンマークの4倍に上る。美容業界の市場規模は10億ドル(約1200億円)を突破、今後5年で50%近く成長する見通しだ。

この現象について慶熙(キョンヒ)大学の専門家は、競争が激しい韓国の社会では外見がすべてであり、人も外見で判断されると説明する。「買うなら見た目が良いものを」という格言もあると述べ、就職なども外見が決め手になると指摘した。

今年40歳になる会社員の男性は、年に2回のボトックス注射や顔面を滑らかにするためのレーザー治療を欠かさない。美容に費やす時間やお金や労力は妻以上だと自認。「手入れをするほど気分が良くなる。老けて見られたくない」と話す。

スキンケア製品はラボシリーズやビオテルムなどのブランドが人気だが、地元韓国企業の競争も激化、ほぼ全メーカーが男性向けの化粧品を投入しているという。

アモーレパシフィックは兵役に就く男性のための化粧品やホワイトニングマスクなどのシリーズ製品まで打ち出した。韓国軍の男性の70%は化粧品を使っていると同社は推定、「兵役では屋外での活動が多く、日焼け止めやスキンケアが必要になるため、この間に化粧品への関心が芽生える」と解説している。

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