
MOmはチチュウカイモンクアザラシの保護に取り組むNGOのひとつ。生息地の地図化や個体数のモニタリングを行い、親を失ったり負傷したりした個体のために専用リハビリ施設を運営している。一般市民の意識改革に取り組んでおり、「以前の漁師は我々を敵視していたが、今では私たちのネットワークの一員となりつつある」(ツィアカロス氏)という/Dendrinos/MOm
大きな丸い目を持つ優しい外見のチチュウカイモンクアザラシ。20世紀に個体数が激減し、地球上で最も大きな絶滅の危機にさらされる海洋哺乳類の一つとなっていたが、近年、潮目が変わりつつある。依然として危機にあるものの、保全活動や法律による保護のおかげで、個体数は回復に向かっている