
チチュウカイモンクアザラシを守る取り組みには、出産用の洞窟など主要生息地周辺での海洋保護区の設置、漁具の制限と一部の危険な漁業手法の移転、一般市民や漁業関係者への啓発などが含まれる。また、国内外の様々な法律や協定に基づく強力な法的保護も与えられている/Christian Charisius/Picture Alliance/DPA/AP
大きな丸い目を持つ優しい外見のチチュウカイモンクアザラシ。20世紀に個体数が激減し、地球上で最も大きな絶滅の危機にさらされる海洋哺乳類の一つとなっていたが、近年、潮目が変わりつつある。依然として危機にあるものの、保全活動や法律による保護のおかげで、個体数は回復に向かっている