ボーイング747貨物機、2機を54億円で落札 中国ネット

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ボーイング747型貨物機がネットオークションにかけられた=Sherisse Pham/CNN

ボーイング747型貨物機がネットオークションにかけられた=Sherisse Pham/CNN

香港(CNNMoney) 中国ネット通販大手アリババグループ傘下のサイト「淘宝網(タオバオ)」で、ボーイング747型貨物機3機が競売にかけられ、うち2機が計3億2000万元(約54億円)あまりで落札されたことが23日までに分かった。アリババの広報担当者が明らかにした。

広報担当者によれば、2機を落札したのは中国物流大手の順豊速運(SFエクスプレス)。3機目については、入札したのが1者だけだったことから、今回のネットオークションでは売却されなかった。

同機をめぐっては、過去2年間で6回のオフラインでのオークションが行われたものの、買い手を見つけることができなかった模様だ。だが20日にタオバオのサイトに出品されると、すぐに買い手が付いた。

米ボーイング社は需要低迷を理由に747型機の減産体制に入っている。新たな旅客機の製造はすでに中止しているが、貨物機については少なくともあと数年にわたり製造を続ける方針。

アリババによれば、今回競売にかけられた3機は、2013年に破産申請した中国の翡翠国際貨運航空が以前に所有していたもの。倒産企業が資産を競売にかけることができるタオバオの特別セクションに出品されていた。

これほど大型の航空機がタオバオで売却されたのは今回が初めてだとみられる。

タオバオは13年、ネット上で軽飛行機の販売を開始していた。

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