アジアゾウに「奇跡の双子」、動物園で赤ちゃん誕生 米ニューヨーク州

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2頭目の赤ちゃんは1頭目の10時間後に生まれた。/Rosamond Gifford Zoo

2頭目の赤ちゃんは1頭目の10時間後に生まれた。/Rosamond Gifford Zoo

双子の誕生は予想外だったが、用意してあった特製の代用乳で2頭目の赤ちゃんの栄養を補うことができたという。

米国内の動物園でゾウの双子が生き延びたという記録はなく、今回の誕生は「歴史的瞬間」だったと位置付けている。

世界自然保護基金(WWF)によると、南アジアと東南アジアに生息するアジアゾウは、生息地の断片化や人間との衝突、密猟によって個体数が激減し、絶滅危惧種に指定されている。

同動物園で過去にマリとドクの間に生まれた2頭の赤ちゃんは、ゾウの子どもの筆頭死因である内皮ヘルペスウイルスのために命を落としていた。

この疾患のワクチンや治療薬の開発に役立ててもらうため、マリの胎盤はベイラー大学に送られたと同動物園は説明。双子は引き続き、経過観察や同ウイルスの検査を続けるとしている。

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