旅客機が強風と格闘、着陸時にあわや横転 英ヒースロー空港

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尾部が滑走路をこすったかに見える様子も撮影された/Courtesy Big Jet TV

尾部が滑走路をこすったかに見える様子も撮影された/Courtesy Big Jet TV

英国は風速約40メートルの暴風の影響で2人が死亡、多くの世帯が停電になるなどしていた。ダイアーさんによると空港での風速は推定約9メートルとそこまでひどくなかったものの、当時は2棟のビルの間で生じた突風が滑走路に吹き付けていたという。

フライト記録が示すところでは、機体は時速約225キロで地上に接近した後で急上昇。4分間で高度1173メートルに達した。

16分後の2度目の着陸は安全に行われた。機体の尾部が実際に滑走路に接触したのか、そう見えただけだったのかは確認されていない。

同機に乗り合わせていた国会議員のリチャード・トムソン氏はCNNに対し、パイロットの仕事ぶりと冷静さへの深い感謝を表明。極めて危険な事態になりかねない状況で見事に対処したと称賛した。

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