ユーラシアに生息の希少なオオワシ、米東部に出現でバードウォッチャー歓喜

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本来の生息地ではない米東部に出現したオオワシ/Courtesy Carol Molander

本来の生息地ではない米東部に出現したオオワシ/Courtesy Carol Molander

(CNN) 米マサチューセッツ州の州立公園で、ロシア東部やアジアの一部を原生息地とする巨大な猛禽(もうきん)類のオオワシが現れ、バードウォッチャーが一目見ようと集まっている。

マサチューセッツ魚類野生生物局はフェイスブックへの投稿で、このオオワシは先週、いつもの生息地から数千キロ離れたトーントン川沿いで初めて目撃されたと説明。どのようにして同地に到達したのか明確ではないが、野生生物当局は、アラスカ州やカナダで目撃されたオオワシと同じ個体である可能性が高いと指摘している。

先の投稿では、「オオワシが元々の生息地からなぜさまよい出たのか、確かなことは誰も分からない。嵐につかまり、吹き飛ばされて進路から外れてしまったり、単に鳥に備わったナビゲーションに間違いがあったりした可能性がある」「この鳥はまさに迷い鳥だ、いつもの場所に戻るのかどうか誰も分からない」と記されている。

また、オオワシは世界最大の猛禽類の一つで、体重は最大で9キロ、翼長2.4メートルになることもあるという。

珍しいオオワシ来訪のニュースは、バードウォッチャーたちの間ですぐに広がった。人々はコーネル大学が運営するサイト「eBird.org」にオオワシの写真約300枚を投稿。マサチューセッツ州マリオン出身のキャロル・モランダーさんは20日、自宅へ帰る途中にバードウォッチング用アプリからこのオオワシについての知らせを受け取った。そうして一目見ようと、ダイトンロック州立公園に直行することに決めたという。

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