インドネシア火山噴火を引き起こしたのは豪雨だった 今後増える可能性も

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噴火の影響を受けた地域。救助ボランティアは遺体袋を運んでいる=7日、インドネシア/Willy Kurniawan/Reuters

噴火の影響を受けた地域。救助ボランティアは遺体袋を運んでいる=7日、インドネシア/Willy Kurniawan/Reuters

実際にそうなるかどうかは不明だ。しかし2018年、大雨が数日続いた後にハワイのキラウエア火山が噴火して以来、気候変動と火山噴火が関係する可能性を問いかける声は強まっていた。

「まだ分かっていないことはたくさんある。だが、そうでなければ見過ごしていたかもしれない、外的要因によって火山噴火が発生するメカニズムについて考えるのは良いことだ」とハンドリー氏は指摘する。

キラウエア火山に関して科学誌ネイチャーに掲載された論文によれば、同火山の場合、何日も続いた豪雨のために地下水が増水して地下の圧力が強まり、岩盤に亀裂やずれが生じて、マグマが地表に噴出しやすくなった。

ハンドリー氏はさらに、火山を覆う氷や雪の溶解によって噴火の頻度が増す可能性も指摘している。

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