風変わりな尻尾が武器、装甲恐竜の新種発見 チリ

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装甲に覆われた恐竜の新種「ステゴウロス・エレンガッセン」/Mauricio Alvarez

装甲に覆われた恐竜の新種「ステゴウロス・エレンガッセン」/Mauricio Alvarez

(CNN) 南米チリで、特異な形状の尾を武器にしていた新種の恐竜の化石が見つかった。チリ大学の研究チームが1日の英科学誌ネイチャーに発表した。

この恐竜の体長は約2メートル。装甲に覆われたアンキロサウルスと呼ばれる恐竜の仲間で、7170万~7490万年前ごろの白亜紀後期に生息していた。発見されたのは2018年で、チリ南端パタゴニアのマガジャネス州で、化石化したほぼ完全な骨格が出土し、「ステゴウロス・エレンガッセン」と命名された。

特異なのは、ほかのどの装甲恐竜とも違う大きな尾だった。2対のとげがあるステゴサウルスの尾や、こん棒のようなアンキロサウルスの尾とも異なり、ステゴウロス・エレンガッセンの尾は7対の平たい骨が重なり合って融合し、シダの葉のような構造を形成していた。

「ステゴウロス・エレンガッセン」の化石はチリ南端パタゴニアのマガジャネス州で出土した/Courtesy Sergio Soto
「ステゴウロス・エレンガッセン」の化石はチリ南端パタゴニアのマガジャネス州で出土した/Courtesy Sergio Soto

「この尾は極端に変わっていて、恐竜にしては短く、後ろ半分は皮骨(皮膚に生える骨)に包まれて、独特の(尾の)武器を形成していた」。論文筆頭筆者でチリ大学の博士課程に在籍するセルヒオ・ソト・アクーニャ氏は電子メールでそう解説している。

同氏によると、この恐竜の尾は、ガラガラヘビや、トゲオアガマと呼ばれるトカゲの仲間の尾に似ているが、うろこの下に本物の骨があるところが違っていた。最もよく似ているのは、絶滅した巨大アルマジロの尾だという。

恐竜の名の「ステゴウロス」はギリシャ語で「屋根付きの尾」の意味があり、「エレンガッセン」はパタゴニア地域の先住民アオニケンクの神話に登場する鎧(よろい)獣に由来する。

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