サメの赤ちゃん97匹、人工授精で誕生 種の保全に期待

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研究から得た情報をもとにサメの人工授精のさらなる技術開発が進むという/Courtesy Jay Harvey, Aquarium of the Pacific

研究から得た情報をもとにサメの人工授精のさらなる技術開発が進むという/Courtesy Jay Harvey, Aquarium of the Pacific

さらに、多くの水族館がテンジクザメを飼育していることから、精子の交換が実現した。

1度に人工授精を行ったメスは2~3匹。産卵が確認できるまでにはそれぞれ約6週間観察する必要があり、実験は毎回およそ9カ月を要した。

人工授精は同じ水族館で飼育されているオスとメスの間で行ったり、冷却保存した精子を米国内の別の水族館に輸送して人工授精したりした。

誕生した赤ちゃんザメ97匹のうち16匹は、別々の水族館で飼育されているオスとメスの間の子どもだった。「これで遺伝子を国際的に交換したり、野生のサメから精子を採取して水族館のメスや孤立した野生のメスに受精させることも可能になる」と研究者は説明している。

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