NASAの探査機、小惑星ベンヌのサンプル採取に成功

探査機「オシリス・レックス」が「ベンヌ」の地表に接触しサンプルを採取したことがわかった/NASA/Goddard/University of Arizona

探査機「オシリス・レックス」が「ベンヌ」の地表に接触しサンプルを採取したことがわかった/NASA/Goddard/University of Arizona

(CNN) 小惑星ベンヌを周回している米航空宇宙局(NASA)の探査機「オシリス・レックス」が米東部時間の20日午後(日本時間21日朝)、ロボットアームで小惑星「ベンヌ」の地表に接触し、サンプルを採取した。

NASAのチームは探査機からのデータに基づき、作業が無事に完了したと発表した。同日中にデータを分析し、サンプルがうまく採取されたかどうかを確認する。

ベンヌは岩石が集積してできたコマのような形の小惑星。22世紀には地球に接近し、2700分の1の確率で衝突する恐れがあるとされる。

探査機は2016年9月に打ち上げられ、18年12月にベンヌの周回軌道に入った。軌道からの観測データを基に、「ナイチンゲール」と呼ばれる採取地点が選定された。

ナイチンゲールは駐車スペース数台分の区画。ビルのような岩に囲まれたテニスコート大のクレーターの中にある。

地球からの指令を送るには18分以上かかるため、一連の動作は自動で進められた。ベンヌの上空約760メートルの軌道から4時間かけて降下し、窒素ガスを噴射して巻き上げた地表の物質を、長さ3メートルほどのロボットアームに取り付けたフィルターで採取する。

NASAのチームは24日にサンプルの質量を測定し、30日までに十分な量が採取できたかどうかを確認する。不足と判断した場合は来年1月に別の場所で採取を試みる。

計画が順調に進めば、探査機は来年にもベンヌを離れ、23年にサンプルを持ち帰る見通しだ。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]