勉強前の運動、わずか2分でも脳が活性化か スウェーデン研究

短時間の有酸素運動によって学習能力や記憶力が向上する可能性があることが分かった/Shutterstock

短時間の有酸素運動によって学習能力や記憶力が向上する可能性があることが分かった/Shutterstock

(CNN) 勉強を始める前に気分がだるかったら、わずか2分間の運動をするだけでも脳が活性化する可能性がある――。そんな研究結果が先月、医学誌トランスレーショナル・スポーツ・メディシンに発表された。

スウェーデン・ヨンショーピング大学の研究チームは今回、2009年から19年にかけて18~35歳を対象に運動の効果を調べた13件の研究結果を分析した。

その結果、若年成人が2分~1時間の有酸素運動を行った場合、学習能力や記憶力が向上することが判明した。有酸素運動として想定されているのは、ジョギングやウォーキング、サイクリングなど。

研究チームはさらに、軽度から激しい運動を120秒間行うだけでも「学習記憶、計画立案および問題解決の能力、集中力、言葉の滑らかさ」が向上すると指摘。最大2時間にわたりプラスの効果が続くとしている。

運動と「学習能力」の間につながりが見つかったことは、仕事や勉強の前の運動が有効である可能性を示すが、「最適な運動戦略」を見極めるためには、さらなる研究が必要だという。

論文の著者らは運動による脳活性化の仕組みについて、エンコーディング(脳の符号化)の前に有酸素運動を行うことで、学習や記憶の機能が改善すると説明する。エンコーディングとは、脳が情報を記憶する最初の過程で、「情報処理」の段階に当たる。

運動が健康に良いことを示す研究は今回が初めてではない。

5月に米神経学会誌に発表された論文によると、平均年齢66歳の被験者を対象に研究を実施したところ、高齢者の場合も、通常の運動によって思考力や言語能力がアップすることが分かった。

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