行方不明になった飼い犬、90キロ離れた転居前の自宅で発見 米
(CNN) 米カンザス州オレイサで行方不明になっていた飼い犬が、思わぬ場所で発見される出来事があった。4歳のメスのラブラドール犬「クレオ」が見つかったのは、ミズーリ州ローソンにある飼い主の転居前の自宅だった。
飼い主一家がカンザス州の家に転居してからまだ2年もたっていない。しかしクレオはミズーリ州の転居前の家にたどり着き、この家の現在の持ち主のコルトン・マイケルさん夫妻に発見された。
マイケルさんはCNNの取材に対し、「仕事から帰ってみると、クレオが玄関前のポーチに寝そべっていた。まるで誰かを待っているようだった」と振り返る。
クレオは首輪をしていなかったが、毛並みはよく手入れされていて、野良犬には見えなかった。そこでスキャンして調べたところ、マイクロチップが埋め込まれていることが分かり、飼い主の名前が判明した。
その名前が、マイケルさん夫妻が住む家の元の持ち主の姓と同じだったことに妻が気付き、フェイスブックでこの名前を検索したところ、飼い犬が1週間前から行方不明になっているという家族の投稿が掲載されているのを発見した。
マイケルさんは早速、元の持ち主に犬が見つかったことを連絡した。「私たちの場所を告げると、彼は言葉を失っていた」とマイケルさんは話す。
CNN系列局のKMBCによると、飼い主一家が転居前に住んでいたミズーリ州の家は、カンザス州にある現在の自宅から90キロ以上離れていた。途中では川を渡るか、交通の往来が激しい橋を渡る必要があり、クレオがどうやってたどり着いたのかは分かっていない。
クレオの飼い主のドルーさんは、「再会できて本当にうれしい。あの子は私たちの全てだから」とKMBCに喜びを語っている。