劣悪な職場、健康リスクは失業のストレスより深刻 米英調査

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就職できても、環境により失業中のストレスを上回る健康リスクにさらされる恐れがある

就職できても、環境により失業中のストレスを上回る健康リスクにさらされる恐れがある

ただ5人のうち4人は今の仕事に少なくとも1つは意味があると回答。84%は新しいことを学べると回答した。

一方、英マンチェスター大学のタラニ・チャンドラ氏は「悪い仕事は身体の健康にも、心の健康にも良くない」と話す。

同氏のチームが英国で35~75歳の1116人を対象に実施した調査では、失業状態を脱して質の低い仕事に就いた人は、失業状態が続いている人に比べてストレスの数値を示す数値が高いことが分かった。こうした数値が高いと代謝系や心血管系の疾患につながることもある。

これに対し、質の良い仕事に就いた人は心血管系、代謝系、免疫系ともストレス度を示す数値が最も低かった。

心の健康状態に関しては、失業者が質の低い仕事に就いた場合も、失業者のままでいた場合も改善は見られなかった。

また、スケジュールの柔軟性が低い人ほど、ストレス度を表す数値は高い傾向があることも判明した。「単純に仕事に就くことができたからといって、それだけで失業対策の成否を判断することはできない」とチャンドラ氏は解説している。

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