スペースＸ、ロケット打ち上げ年内見送り　事故調査が長期化

打ち上げ再開に向けては、 米連邦航空局（ＦＡＡ）から調査報告書と再発防止策の承認を受け、打ち上げ免許の修正を受けなければならない。場合によっては免許の新規発行が必要となり、これには最長で１８０日間かかる。

調査にはＮＡＳＡと米空軍も協力しており、その結果について精査する義務を負っている。精査を受け、空軍が新たな打ち上げ日程の許可を出すことになる。

スペースＸのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は事故の翌週、「過去１４年間に経験した中で最も困難で複雑な失敗だったことが明らかになってきた」と述べた。

マスクＣＥＯによれば、爆発はロケットエンジンの燃焼試験の準備中に起きたが、エンジンは点火されていなかったという。マスクＣＥＯは最近のインタビューで、燃焼に必要な液体酸素が事故前に凍結し固体化していた可能性があると語った。