米シーワールド、320人の人員削減 入園者の減少続く

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シーワールドはシャチのショーの段階的な廃止を発表していた

シーワールドはシャチのショーの段階的な廃止を発表していた

ニューヨーク(CNNMoney) 米各地でテーマパークを運営するシーワールド・エンターテイメントは6日、年内に320人の人員を削減すると発表した。

フロリダ州オーランド、カリフォルニア州サンディエゴ、テキサス州サンアントニオの「シーワールド」や、ペンシルベニア州の「セサミプレイス」、フロリダ州とバージニア州の「ブッシュガーデンズ」など、全米12カ所の全パークで人員を削減する。対象者には6日に通知した。

すでに発表している6500万ドル(約74億円)のコスト削減計画の一環として、米証券取引委員会(SEC)に書類を提出した。

同社は2014年にも300人の人員削減を断行していた。

2年前から株価下落と入園者の減少が続いている。今年1~6月の入園者数は49万4400人減と昨年の同じ時期を7.6%下回った。特にフロリダ州内の5カ所で客離れが目立った。

同社は原因として、同州の天候が不順だったこと、中南米からの観光客が減少したことを挙げていた。

シーワールドに対しては、シャチ飼育の実態を取り上げた13年のドキュメンタリー映画「ブラックフィッシュ」をきっかけに批判が集中。同社は今年、シャチのショーを段階的に廃止して繁殖を取り止めると発表した。

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